正社員ルネサンス―多様な雇用から多様な正社員へ
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雇用の形は、国によって違う |
一時期、世界の経済システムはやがてアメリカ型に収束していく。といった感じの議論が活発化していましたが、本書はそういった時期に
日本の経済が欧米とは根本的に違うシステムで設計されており、アメリカの真似をしているだけではダメだ!
という話を繰り広げています。その視点は、題の通りに「正社員」であり、フレキシブルなシステムが万能でないことを説明しています。
しかし、今のままのシステムでもらちがあかないので新たに「多様な正社員」を提案しています。
実際に、現代の日本は「国内回帰」と呼ばれる製造業の復権から見てもアメリカとは違うシステムで景気回復を成し遂げており、
ある程度は本書の考え方が正しかったのでないかと思われます。
しかし、「多様な正社員」という本書の独創的な部分においては粗があり、それで問題が解決するのか?と思わせますし、
現在においてもその様な傾向は見られません。そう言った点を考慮して☆3です。